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@tuna2134
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デジタル教育室設立計画書

2025/1/27

概要

本校関係者が自由にデジタル本流領域(ネットワーク、AI、クラウドなど)を勉強及び研究をする環境を整備するために、本校にサーバルームを設立する。

問題点

今では海外製のクラウドが原因で貿易赤字を起こしており、日本におけるクラウドなどの基礎的な部分の仕組みを理解している技術者が少ない。平成初期にiモードなどが登場しデジタルに強い国として立国しかけたが、その後失敗した。現在デジタルは重要な分野になっている。だからデジタルに強い人材を育成するために新たに環境を整える必要性がある。

関東の方ではデジタル本流領域を学ぶ環境が整っているが、関西の方では整っていない。関西からネットワーク越し関東のリモートでサーバをコントロールすることは可能だ。しかし例えサーバが落ちた場合、現地の人に対処を依頼する必要があり、時間がかかるし、相手に迷惑をかける可能性がある。

さらにデジタル本流領域の一つであるAIの学習および推論には、GPU(計算に特化したハード)が必要なのだが、VPS(Virtual Private Serverの略)でGPUが使えないものが多く、たとえ使えるものがあったとしても料金が一時間に千円程する。これのせいでハードルが高い。だが事前に物理サーバを用意した場合、そこにGPUを設置するだけで使うことができる。 今の時代、クラウドなどに仮想化技術が使われているため仮想化技術を学ぶことは大変重要だ。クラウドやVPSなどでは仮想化技術を利用し、顧客に仮想サーバを貸し出して商売している。しかしさくらインターネットにいる内部社員によると理解できている人材が不足しているせいで後継にバトンタッチがうまくできていないとのこと。だが自分たちで仮想化技術を学ぶためにVPSを自作するにはクラウドやVPSは使えない。技術的問題によりVM上で仮想化技術を学ぶことは難しい。しかし物理サーバがあることでCPUの仮想化が無効化されていないから、仮想化技術について実践的に学ぶことが可能である。

さくらインターネットの社長である田中さんは高専時代にサーバを所有しており、その所有しているサーバで友達にレンタルサーバとして貸したことで会社を起こすきっかけを作った。つまり高校のうちにデジタル本流領域を学ぶ環境があれば、田中さんみたいに学生がサービスや技術を学び作ることができると思われる。

生徒が自宅にサーバを置くことが難しい。生徒などがサーバなどを家に置く場合、

  • 電気代や騒音などを理由に親から同意を得ることが難しい。
    • 騒音は専用室を作るのだから気にする必要はない。
    • 電気代は、学校に設置したサーバーを基に計算したところ、月額3,000円程度に収まる見込みである。
  • ラック一台でさらに入門者の大半はサーバーと聞いて新品のものを想像しがちである。
    • お金がものすごくかかると思ってしまって、置こうとしない。 本計画を実行することによって電気代などの心配を生徒が親からされる必要がなくなると思う。

クラウドやVPSを利用する場合、支払い方法でクレジットカードと銀行振込でしか対応しておらず、生徒が契約するのには親からのクレジットカードおよび銀行振込に対する偏見でかなりハードルがあると思われる。さらに国内製品は非常に高価である。海外製のVPSは安い。しかしながらこの状態が続くと日本の富が海外に流出することになりうる。例え予算があったとしてもクラウドを作るのを本計画では目標にしているのだからクラウドなど必要ないではないか。

生徒は学校で一日の大半を過ごしており、もしも本校にサーバルームがない場合、わざわざ別の場所に移動しないといけなくなり、移動時間に費やす時間をデジタル本流領域の勉強などに使うことができなくなる。

目標

目標としては

  • VPSやクラウドを自作することのできる人材の育成。
    • 本計画を通じて"IT小作人"の問題を解決し、社会に貢献できる人材を育成する。
  • GitHub(ソースコードを開示するプラットフォーム)などでOSS(オープンソフトウェアの略)の開発を本校の設備を利用した旨を書くことで本校の活動が世の中に知れ渡るきっかけになるといえるであろう。
  • IT小作人はクラウドなどを他社から借りて、運用している会社などである。特に問題になっているのは海外のクラウドを利用している会社などだ。

計画案

独立したネットワーク設備の導入

本校ネットワークを利用した場合、ファイアーウォール(ネットワークの検閲)に衝突する。これが原因でGitHubなどの開発に必要なサイトにアクセスすることができない。もしもファイアーウォールの問題でアクセスできないサイトがあり、本校のシステム管理者にブラックリストから除外申請を出してその都度除外するやり方で行くと、申請から反映まで時間がかかる。なので独立したネットワークとしてフレッツ光の10G回線を利用したいと思っている。なぜフレッツ光の10Gかというと回線速度が速い。速ければ速いほどソフトウェアのダウンロード・アップロードに時間を割く必要性がなくなる。さらに1Gの場合機器が増えるにつれてネットのアクセス速度が低下する恐れがある。

AS番号およびIPアドレスの購入

ISP(プロバイダー)を契約する代わりに、自分たちでISPになる。クラウドやVPSを作ろうとしている人のために多くのIPを本計画では必要としている。さらに自分たちでインターネットの仕組みを学ぶ機会にすることが可能だ。IT人材が不足していると言われている現代ではこう言った人材を育成することは極めて重要だ。なぜならこういった人材を育成することにより日本のインフラをAmazonなどの外資系企業に頼らないで強化をすることができる。

ネットワーク機器とサーバーの導入

大学およびIPAから借りる予定だ。大学は共同研究などの名目で借りる予定だ。IPAからは登大遊さんとの相談のうえで借りようと思っている。しかしながら長期間にわたり借りることは難しいので、少なくとも最初の数年は借りた機器を利用するがヤフオクなどを通して中古設備を購入しなくてはならない。なお個人での設備の持ち込みも許可するつもりだ。

運用体制

初期段階は数人+教師で計画を遂行しようと思う。しかし自分が卒業するとわからない部分が出てくると思う。定期的に学校に訪問し(交通費は別途相談)、本計画の運営を支援する予定である。

金銭など

クラウドを構築した後は、本設備を通じてサービスを提供し、運営資金を確保することが可能である。しかしそのためには一般社団法人で運用組織を設立し、学生に限って商用利用を認める必要がある。さらに社会人には有償でネットワークやスペースを提供する。そうすることである程度の運用費は賄えると思う。

運営に関すること

本室を運用する上で大事なのは運営に関することだと思う。運営は以下の通りだ。

  • 会長 - いわゆる代表だ。本校生徒であることが好ましい。年期は一年。
  • 会員 - 本室を利用するユーザー。
  • 顧問 - 教師もしくはIPAの方を想定している。

意思決定方法、総会

月に一回、会員を招集して総会を開催する予定だ。ルールの改正は過半数の賛成を必要とする。 なお会長および顧問からの承認を得られればユーザーは会員になることが可能だ。会長は年に一回の総会で選出しなければならない。

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