- 原題: 1-2-3 Magic: Effective Discipline for Children 2-12
- 邦訳だと「魔法の1・2・3方式」だが、まとめは「1-2-3 magic」で記述する
- type数が少ないから
- 表題の本のまとめ
- 「読んだけど忘れた」を避けることを目的とする
- 育児にかなり使えそうなので定期的に読み直す
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1-2-3 magicとは
- 自制心があり、実力を発揮でき、幸せで、協調性のある大人へと子どもを成長させる手助けをする
- 世界各国数百万の家庭で実施されている
- 専門のカウンセラーや小児科の医師からも指示されている
- 簡単に覚えられる
- 誕生してから35年以上が経つ
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どのように始めるか
- 子育てに疲れた人 => カウント法(2章)
- 元気であれば => カウント法(2章)と楽しみを分かち合う方法(5章)
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「1-2-3 magic」は、2歳から12歳くらいまでの子どもを対象にした、簡単で効果的なしつけ法
- ごく普通の子なら1歳半でも始められる
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始めるにあたっての注意点
- 本書の通りに行う。特に「言い聞かせない、感情的にならない」の原則を守る(できないのであれば心療内科やカウンセリングを受けることを推奨)
- 両親がいるなら2人で実践することを推奨するが、1人でも構わない
- ひとり親でも有効
- 祖父や祖母、ベビーシッターでも有効
- 子供が身体的に健康であるかを確かめる。健康でないと子どもは非常に扱いにくい。病気・アレルギー・痛み、食事や睡眠・トイレ
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(なので)トレーニングすれば上手くなる
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親にとって不可欠な姿勢は2つ
- 優しさ
- 厳しさ
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親の無意識な行動の中に、子どもを傷つけたり怒らせているものがあることに気づきましょう
- 怒鳴る、小言を言う => 本書の方法で置き換える
- 子供の問題行動(泣きやまない、人を挑発する、言い争う、すねる、大声で叫ぶ、かんしゃくを起こす)をやめさせる => カウント法(2,3章) / 厳しさ
- 「させたいこと(片付ける、ご飯を食べる、宿題をする、就寝時間を守る、朝起きて家を出る)」を促す => 7つの方法(4章) / 優しさと厳しさ
- 親子の絆を深める => 5章 / 優しさ
- 「1. やめさせたいこと」「2. させたいこと」の区別が重要。それぞれ対処の仕方が異なる
- やめさせるには1秒あればできる
- 「させたいこと」には15〜30分とか、時間がかかる。なので「させたいこと」にはより高いモチベーションが必要になる
- なので2つの区別が重要になる
- カウント法はとても簡単なので「させたいこと」に使ってしまう人がいるが、あまり効果はない
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「小さな大人」= 子どもは話せばわかるという考え方(言葉や理屈に重きを置く)
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この考えあるいは希望的観測は、しつけの失敗だけでなく、虐待などにもつながりかねない(説得できないのであれば体罰となりがち)
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子どもを叩く親の大半は、親自身がかんしゃくを起こしている(どうすればよいかわからない、冷静さを失っている、怒りのコントロールができない)
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幼い子どもは非合理的で自己中心的。子どもは野生動物であり、親はトレーナー
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1回なら説明してもかまわない、何度も繰り返し説明するとトラブルになる
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独裁制から民主制へ
- 話をしたり説得したりするやり方は、子どもが成長するにつれて少しずつ増やしていく
- 10代半ば〜
- 親(育児に関わる人たち)がよく犯す間違い
- しゃべりすぎる(言い争いや怒鳴りにつながる)
- 感情的になる
- 親が怒れば、(普通の感情として)子どもは優越感を感じる
- 親が怒ることを止められないのであれば、カウンセリングを受けるのは親の方
- 行為(カウント法)の意味を理解していることが大切
- カウント法は何かをやめさせたいときに使うものだということ(使えない => 朝子どもを起こす、宿題をさせる、ピアノの練習をさせる)
- こんな簡単なやり方で上手くいくのかと懐疑的になるかもしれないこと
- 魔法のようにうまくいく原因はカウントすることではない
- 「言い聞かせない、感情的にならないこと」が原因
- 子どもがやめさせたい行動をしているときに...
- 静かに言う「1回目」
- そのまま5秒待ち数える「2回目」
- また5秒経ち「3回目、5分の退場」 / タイムアウトは2分くらいからスタートして、1歳につき1分を目安に増やす
- 子どもは自分の部屋に行き、その時間内は部屋から出られない
- タイムアウトが終わったら、何もしない(叱りも説教もしない。基本的に蒸し返さない。そのまま一緒にいる時間を楽しむ)
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タイムアウトの代用
- 一定期間、楽しみやおもちゃを取り上げる
- 寝る時間を15分早める
- お小遣いを減らす・罰金
- テレビやゲーム、DVD・音楽プレイヤー、パソコンを2時間禁止する
- デザート、お菓子をお預けにする
- 電話を使用禁止にする
- お手伝いを増やす
- 15分のおしゃべり禁止
- 友達と会うのを禁止
- 簡単な家事(洗面台の掃除など)
- 作文
- その場でやっていることを終わりにする(テレビのボリュームを下げるカウント => 3回目でテレビを切る)
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フェアで意味のあるものにする。子どもを痛めつけたり仕返しをしてはいけない
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バリエーション
- いきなりタイムアウトしてよい(例: 子どもに暴力を振るわれた場合)
- タイムアウトの時間を伸ばしてよい(例: 「いまのはとても悪いことだったからプラス15分」)
- 子どもの問題行動が初めてのものだったときや、危険を伴うとき、子どもから情報を引き出すときは、カウント中や、タイムアウトが終わったあとに説明をしてよい
- 4や5カウント制にする(難しいことの場合)
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カウント法で気をつけること
- カウント法が上手く行かない原因は親御さんにある
- 多くの場合「言い聞かせない、感情的にならない」の原則を忘れている。その理由は
- 子どもが言い返しそうな言い方をしている
- 扱いが難しい子どもはADHDの可能性がある。その場合しゃべりすぎてはいけない
- 話せばわかると説明するとメッセージが変わってしまう(先に出た「小さな大人」の考え方にとらわれない)
- カウント直後の自省の時間がカギなので、沈黙がものを言う。無駄にしゃべると子どもは自分の犯した罪と罰の関係がわからなくなる
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カウント法のメリット
- 無駄なエネルギーを使わずにすむ
- カウント後・タイムアウト後に、元の状態に戻れる(何時間も説得や言い争いをしなくてよい)
- 親がリーダーになれる(先に出た「小さな大人」の考え方から離れられる)
- 罰が短く優しくなる(タイムアウトはしつけにはちょうどよい罰である。またその時間に子どもだけでなく大人も冷静になれる)
- 親以外の人も簡単に学べる
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Q1: 子どもがタイムアウトをしなかったら?
- 小さな子ども => 親がタイムアウト場所まで運ぶ。その際にはしゃべらない
- 大きな子ども => タイムアウトか他の罰を選ばせる。選ばなければ親が決める
- 大人の方が部屋を出るという選択もアリ
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Q2: いくつかの問題行動をまとめてカウントしてよいか?
- よい
- 両親がカウントを共有するのもよい
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Q3: カウントするかしないかをどう判断するか?
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やめさせたいことでも、本当は問題のない行動もある。MBAs (Minor ButAggravating actions = 深刻ではないが人を悩ませる行為)と呼ぶ
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例: 鼻歌や同じ歌を何度も歌う、ばかにしたように目をむく、タイムアウト中に音を立てる、犬を追いかける、ケーキのクリームだけ先に食べる
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その場合は親はじっと我慢する
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親によって対応に差はあってよい。ただし一貫性を持つ
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はじめのうちは、迷ったらとりあえずカウントするようにする。タイムアウトまで行かないなら少し基準を緩める
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カウント法を始めて一週間も経つと、すぐにカウントせずに子どもを見つめると、子どもはカウントされるのではと予測できるようになる。自発的に問題行動をやめることができれば理想的
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-
Q4: カウントの間隔は
- 約5秒
- やめさせたいことは1秒でやめられる。5秒あれば子どもは自分の行動を振り返ることができる
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Q5: 1回目2回目のカウントはいつまで有効か?
- 子どもが小さいほど、カウントの有効時間は短くする
- 4歳: 10~15分
- 6歳: 30分
- 11歳: 2~3時間
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Q6: タイムアウトを部屋に行かせるのではなく、椅子で代用してよいか?
- よい。階段でもよい
- ただし、子どもからの挑発やからかいを防ぐ必要があるので、別の部屋の方がよい
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Q7: 子どもが部屋から出てくる場合どうするか
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タイムアウトをやり直す。倍の長さにしてもいい(一度説明してからにすること)(2,3歳の子どもでは理解できないのであまり役立たない)
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ドアが開かないように工夫する。鍵をかけるなど(一度出たら鍵をかける、でもいい)
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一定の時間、ドアは超えられない壁だと理解させることが重要
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どうしても同じ部屋にいる場合は、目を合わせたり話をしないこと
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Q8: 子どもが親に対してカウントを始めたらどうするか
- 珍しいことではない
- 子どもにカウントする権限はないので無視すればよい。その行為にカウントしてもよい(嫌味や見下し、馬鹿にしたようであれば)
- きょうだいの場合、子守りができるぐらいの年齢であればさせてもよい
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Q9: タイムアウトの部屋には何も置かない方がよいか
- そんなことはない
- ただし電話、友達、ゲームは禁止
- 子どもの「どうってことない」という言葉は気にしなくてよい。本心では逆のことが多い
- カウント法の効果はタイムアウトよりも、子どもの活動を中断することにある
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Q10: なぜ3回なのか
- やり直すチャンスを2回与えるため
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Q11: 他人がそばにいてもカウント法をつかってよいか
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よい
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実は子どもは第三者がいると問題行動を起こしやすい
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祖父母がしつけ方に敵対(反対)した場合は、自分の意見(この方法でしつけたい)を主張すること
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Q12: 子どもがタイムアウト部屋から出てこない場合は
- 無視する。そっとしておく。何も言わない
- 抱きしめてもらいたがる子どもの場合、子どもが傷ついている可能性があるので「言い聞かせない、感情的にならない」が守れているか振り返る
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Q13: 電話中に子どもが騒ぎ始めたら
- 子どもは親の電話中に騒ぐ。親が無防備で注意できないだろうと思っているため
- 会話を中断してカウントする(第三者がいる場合と同じ)
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Q14: タイムアウトのときに部屋を荒らしたら
- 「間違ったことをしたら黙っていない」という態度が重要
- 危険なものや高価なものは移動させておく
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Q15: タイムアウト部屋でおしっこをしたら
- タイムアウトをトイレで行う(掃除が楽なので)
- 怒ると吐いてしまう子も同様
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Q16: トイレのしつけのためにカウント法を使えるか
- 使えない
- 多くの専門家も子どもの粗相を罰することはあまり意味がないと考えている
- 子どもがトイレをできるようになることを急ぎすぎない
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Q17: 子どもたちのトラブルの現場を見ていない場合どうするか
- 基本ルールとしては以下
- 現場を見ていないならカウントしない
- 聞こえてきた場合はカウントする
- 手を出した方・やられた方がわかるなら、手を出した方だけをカウントする
- 告げ口がしつこいならその子をカウントしてもいい
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Q18: カウントすると自尊心が傷つけられるか
- 親が自分をコントロールできず、怒鳴る、けなす、皮肉を言う、叩くなどすればそうなる恐れがある
- カウントしたら、その分他の場で愛情を表現したり、一緒に楽しんだりほめたりする
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Q19: 子ども叩いていいか?
- ダメ
- 子どもを叩くのは、ほとんどが大人のかんしゃくの発作。しつけや教育ではない
-
Q20: 幼稚園などで子どもと別れる際に泣いてしまう
- さよならの挨拶をしたら、素早く立ち去る
- 子どもが泣いている時間の平均は80秒と短い
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Q21: 子どもに謝らせなくてよいか
- 難しい質問。謝らせて上手くいっているのであればそれでもよい
- ただ謝らせるのは、偽善の練習であり、必ずしも後悔や思いやりの気持ちを引き起こさせるわけではない(例: 薄ら笑いでの「ごめんなさい」)
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Q22: 子どもが学校で問題行動を起こしたらどうするか
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子どもに事情を説明させる。二重に罰を与えないように
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先生と相談する
-
問題行動が続くようなら「行動の評価表(後述)」への記入を先生に依頼する
-
注意として、成績が悪いのは真の意味での問題行動ではない。また成績を上げる手段として罰だけに頼るやり方の多くは失敗に終わる
-
-
Q23: 特別な支援の必要な子はどうするか
- カウント法は、ADHD、学習障害、後遺障害、うつ病、自閉症傾向などの支援の必要な子にも使える
- 変更が必要なケース
- カウントすると非常に不安になる子の場合は、カード(緑、黄、赤)で代用する
- 子どもが不安で騒いだ場合は、カウントするのは避ける
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Q24: 子どもと話をしてもよいタイミングは
- 子どもをしつけるときは、話すのによいタイミングではない
- 話していいタイミングは後述(p246/第5章)
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Q25: 配偶者に協力をもらうには
- 本書をよく読んでもらう(その際に口出ししないこと)
-
外出先にはタイムアウトの部屋がないが、それほど大きな問題ではない
-
外出先では人目が気になる。子どもは親の弱みをちゃんとわかっている。他人からどう思われるかより、子どもにとって大切なことを優先させることが大事
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外出先でもカウントする。弱みを見せない(例: 「恥をかかせないで」子どもにとって親を困らせることが楽しくなる)
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タイムアウトに利用できる場所は必ずどこかにある
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何も言わずに子どもの手を握っているだけでもよい
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小さなマットを持ち歩く、子どもをカートに乗せる、店の隅、車の中、トイレ
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ルールはこれまでと同じ。タイムアウト中に子どもと話さない、説教しない、怒鳴らない、小言を言わない
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外出したがらない場合は「4カウントまで行かなければご褒美をあげる」はOK(4カウントなのは難しいタスクなので)
-
(まとめ注: これはカウント法が不適な「させたいこと」ではないのか??)
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大人が本気である(言ったことを守る = 3カウントになったら家に帰ると言ったら本当に帰る)ことを何度か示す
-
そもそも、子どもが耐えられないような場所(例: 小さい子にとっての講演会)に出かけない
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車中
- タイムアウトの代わりに、15分口をきくの禁止、お小遣いの減額、などがよい
- 脇道に車を停めてタイムアウトしてもよい。経験上よく効く
- 家に帰ってからタイムアウトするのは、子どもが忘れてしまうので、あまり効果がない
- 問題行動を起こさせない計画も重要。なぞなぞやビンゴゲーム、DVDプレイヤーなどの用意、出発時間を子どもが寝ている時間(朝4時とか)にする、牛が1頭見えるごとに50円とか
- きょうだいげんかのルール
- カウントするときは二人一緒に(明らかに仕掛けた側がわかる場合を除く)
- 「どうしたの?」「誰が先にやったの?」という質問は無意味(自分と言うやつはいない / 怪我の原因を聞く場合などを除く)
- けんかの最中は年上の子どもに年上らしく振る舞うことを要求しない(下の子が図に乗るため)
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かんしゃくを起こす場合
- 特に守りたいのは、子どもと口をきかないこと(火に油を注がない)
-
すねる場合
- すねるのは親に罪悪感を抱かせるため(罪悪感を感じるなら親の側に問題がある / 厳しさを発揮してスルー)
- すねたら何も言わずにその場を離れる。攻撃的なすね方(例: ふくれ面のままついてくる)の場合はカウントする
(うちはもう始めているので軽めにメモ)
- カウント法を子どもに説明する。ただしあまり大きな期待はできない。たいていの子どもは実際にやらないと理解できない
- リハーサルをしてみてもいい
親が子どもの要求をはねつけるとき したくないことをさせる、したいことをやめさせる、欲しがっているものを与えない
- 親に対して協力的になる
- 大人を試したり操作しようとする / 親を困らせて欲しいものを手に入れようとする
- 子どもはフラストレーションを感じている / なんとかして自分の思い通りにする方法はないか考えている
- 試す目的
- 自分の要求を通す
- (1.が思い通りにならないとき)仕返し
- 健全な行為。大人も他人を操作しようとするとき同じ戦術を使う
- 1.~4.は同じグループ。飲めば仕切っているのは子どもになる
- 繰り返し「なぜ?なぜ?なんで?どうして?」
- メッセージの意味「とにかく欲しいものをちょうだい!そうすれば静かにするから」
- かんしゃく「大嫌い!」
- 年長になると、悪態
- かんしゃくが長引くケース
- 見物人がいる
- まわりの大人が子どもに話し医をしたり、やめるように言い聞かせる
- 大人がどう対処すべきかわからない
- 脅し「家出してやる!」
- 駆け引きなのか本当なのかはわからない、が、普段子どもが総合的に楽しそうにしていて、友達がいて、学校でもそれなりにうまくやっていて、家庭にも居場所があるなら、あまり心配はない
- 前触れがなければ背景を調べる必要が出てくる
- 泣き落とし「何もくれないんだから!」
- こもる、静かになる、泣く、すねる、悲しそうにする
- ご機嫌取り「世界で一番いいお父さんだよ!」
- 要求や約束とセットになることも
- 暴力
- 親に暴力、物を壊す、家出する
- 上記の組み合わせもある。1+4 = 駄々をこねる
- 子どもがよく使う戦術 = これまでに成功した戦術
- 5.(ご機嫌取り)以外はカウント法で対処できる
- その際のポイント
- 諦めない
- 必要に応じてカウントする
- どうしても必要な場合にのみ説明する。基本的には口を開かない
- カウント法の効果が薄れることもあるが、基本に戻る
- 話をせず、感情的にならず、優しく、かつ厳しく、迷ったらカウント
(事例集なので略。例が欲しくなったら読み直すとよさげ)
(8,9~12歳の子の話なのでうち的に今は略。うそ、盗み、喧嘩、学校の無断欠席・問題行動、いじめ、物を壊す、遅い帰宅、喫煙、放火などの重大な問題行動をどうするか)
-
深刻であれば「罰則システム」という方法を導入する
- 問題行動を重度・中程度・軽度に分けて、それごとに罰則を定義し、適用する
-
うそ
- 他人によいところを見せるためのうそ
- トラブルを避けるためのうそ / こちらが一般的
-
うそをあまり重大視しないこと
- 子どもが自分を最低の人間だと思うようになる
- もっとうそをつくようになる
-
うそをつかれたら
- 子どもを追い詰めない。しつこく追い詰めたり過剰反応を繰り返すと、子どもはどんどんうそがうまくなる(うそを繰り返す)
- 親は説教しない、かんしゃくを起こさない
- 建設的なやり方
- 一度だけ、子どもに事情を聞く。後になってそれがうそだとわかったら、(罰則システムに従って)罰を与える
- (あるいは、自分が知っていることを単純に述べて、冷静な態度で罰を与える)
-
「させたいこと」とは、子どもにして欲しいと思っていること
-
(再掲)「やめさせる」より「させる」方が手間がかかる。子どものモチベーションを高める技が必要になる
-
大事な基本ルール「しつける気がないなら、何も言わない」しつけとは小言を言ったり体罰を加えることではない
-
「させたいこと」は習慣にしてしまえば自動的にできるようになる
-
子どもに習慣をつけさせるために行う最初のステップ2つ
- やり方を教える
- リハーサルをする
- 同時にいくつかの方法を使う場合もある
- ほめる
- すぐに、頻繁にほめる
- 批判的なコメント(カウントを含む)1つにつき2,3つほめる、あるいは毎日最低5回はほめる
- 悪しき習性: わたしたちは満足しているときには何も言わない
- 子どもに合ったほめ方をする
- 5~6歳くらいまでの子どもであれば、多少大げさにほめても構わない
- 小学校1~2年生ぐらいになると、ほめことばが本心からかどうか判別できるようになる
- 効力を上げる方法
- 人前でほめる
- 不意打ちでほめる
- すぐに、頻繁にほめる
- 要求する
- トーンやタイミング、伝え方によって子どもの反応が変わる
- 威圧的・不快なトーン(例: いつになったらわかるのか...)では協力は得られにくい
- 一番いいのは事実を述べること(例: 宿題を始める時間になったよ、寝る時間よ / やりたくないかもしれないけど、やらなければならないよというメッセージを込める)
- だしぬけな要求は、子どものやる気をなくす(いまやることを中断するのは不愉快)
- 例
- ✕: 「ねえ、そろそろ宿題を始める時間だと思わない?」
- ◯: 「5時までに宿題を終わらせておくのよ」
- 以下の3,4,5,7と組み合わせて要求するのもよい
- キッチンタイマーに任せる
- キッチンタイマーは「させたいこと」の習慣づけに役立つ
- タイムアウトをキッチンタイマーに任せるのもよい
- タイマーには駆け引きができない(のがよい)
- 減額方式
- 「自分でやらないなら、別の人が変わりにやる。だからその分お金をもらいますよ」というもの
- 幼稚園かそれ以上の年齢に使える
- (当然ながら)月々のお小遣いなど、子どもに何らかの貯蓄(収入?)があることが前提になる
- 例:
- 毎週3ドルのお小遣い
- 毎日夕方の6時までに犬に餌をやること。もしできなければお小遣いから15セント引く
- お金の代わりに、テレビやゲーム、パソコンをする時間を引いてもいい
- できなかったときに、親は怒らない。子どもがかんしゃくを起こすなどしたらカウント法に移行する
- 自然の成りゆきにまかせる
- さしあたり何もせず、子どもの行動が変わるかを観察する
- 例
- 子どもが習い事(ピアノ)の練習をしない => そのまま次のレッスンに行かせる
- 子どもが朝着替えない => パジャマのまま幼稚園に行かせる(すごく効いたw)
- (まとめ注: 痛みのない教訓には...的な話である)
- 評価表方式
- カレンダーのようなものを使って「させたいこと」がどこまでできたかを記録する
- 曜日x項目で表を作る
- 項目は3,4つで十分。多いと子どもが混乱する
- 小さな子(4〜9歳)の場合は小さなシール、もっと上の年齢の子であれば点数(5〜1など)で記録する
- 曜日x項目で表を作る
- 子どものモチベーションを高めるのにとても役に立つ。積極性が育つ
- 評価表そのもの
- 親からほめられる
- 課題をこなしたという本人の満足感
- 例:
- 子どもが習い事(ピアノ)の練習をしない(成りゆきに任せても改善しない) => 毎日練習した時間を書き入れ、ほめるようにしたらうまくいった
- モチベーションとして足りない場合は、ごほうびを与えるとよい
- お小遣い、ごちそう、お出かけなど。ごほうびは工夫次第(寝坊する権利、お手伝い拒否権などなど)
- (ただ親からほめられることを一番のごほうびとすべき p.193)
- 評価表方式は長期間続けないこと
- 問題行動を示す作業になる
- 親が記入に飽きる
- 項目を消去する基準を設ける。2週連続でいい点を取ったら消す、など
- 全部の項目が消えたらお祝いする。問題が起きたらまた再開する
- カレンダーのようなものを使って「させたいこと」がどこまでできたかを記録する
- カウント法の応用(すぐできる行動に)
- 上述の通り、カウント法は「させたいこと」には使えない
- ただし、2分ぐらいで終わるようなものには使える
- 例
- 上着をフックにかける
- 親に呼ばれたら行く
- 子どもが言うことを聞かなかったら柔軟な対応が必要(減額方式や、キッチンタイマーを使うなど)
- 習慣づけの練習
- させたいことを習慣にするには、ゆっくり時間を取って練習させなければならない
- 手本を見せる、ごっこ遊びをする、ほめる
- 習慣づけのための戦術を使うのは、練習のあと
- させたいことを習慣にするには、ゆっくり時間を取って練習させなければならない
-
カウント法はなるべく使わない方がよい(理由の記述なし。させたいことだからだと思われる)
- 「やめさせたいこと」が起きたら使う。時間がなければタイムアウト以外の方法で
-
「話さない、感情的にならない」の基本を守る
-
前の晩にきちんと準備をする
-
朝食は手軽でヘルシーなものを
-
小さな子ども(~8歳)の場合
- 家を出る準備として何が必要か考えていない(2~5歳)
- 2~3歳: 親が手伝う。子どもが努力していたらほめる
- 4~5歳: 基本的な評価表があると効果的(2,3項目)。キッチンタイマーを使ってもよい。ほめる
- 6歳〜: 評価表の項目を増やしてよい。キッチンタイマーは必要ない
-
年長の子ども(9歳〜)の場合
- 自然の成りゆきにまかせてよい(親に自己を抑制する覚悟がいる)
- 朝起きるのも身支度も全部自分の責任でするように、と説明する(小言も言わない)
- 朝一回だけ起こす or 目覚まし時計を与える
- (年上の子どもの場合)朝食をとるかどうかも子どもにまかせる。食べ物を出しておくのはOK
- 服装にも口を出さない
- はじめ、子どもも親が本当にそうするとは思わないが、親が真剣だということを子どもに信じさせる
- 親は我慢する。何か言いたくてもこらえる
- 5日もあれば子どもはきちんとできるようになる
- 親が一貫性のある態度をとり、話をせず、黙っていれば
-
知っておきたいこと: ほとんどの場合、子どもは学校に行きたいと思っている
- 遅刻や欠席は恥ずかしい
- そう思えない場合、親が先回りしてやりすぎか
-
(まとめ注: 自分が朝弱いから、子供時代にこれ実施されていたらどうなっていたかわからんな〜〜〜w)
- 片付けや部屋の掃除をさせるにはしつけが必要
- カウント法もあまり役に立たない
- 4,5歳以上向け
- ドアを閉めて目をつむる
- 部屋が散らかっていても死にはしない
- 問題点
- この考え方を受け入れられない親が多い
- 汚れた食器や服が気になって仕方ない
- 汚れた食器や服はタイマー、表、減額方式、カウント法などの方法を使うことができる
- 掃除する日を決める
- 特定の曜日と時間を決め、その日は部屋の掃除を済ませて親に点検してもらうまでは外出できない。評価表を使ってもよい
- キッチンタイマーと減額方式を使う
- 時間内に片付いたらごほうびを与えてもよい(ただ親にほめられることを一番のごほうびにすべき)
- ゴミ袋方式
- まず自分の持ち物を家中に散らかさないよう子どもに言い聞かせる
- 次に、毎日决められた時間までに、持ち物をすべて公共のスペースから子ども部屋に戻す決まりと伝える(例えば20時)
- 時間を過ぎても片付けられていないものはすべて大きなゴミ袋に入れ、翌日特定の時間(例えば18時)まで子どもはそれを使えなくする
- 片付けられなかったら捨てると脅すのは控える。本当にやるならかなり厳しい罰だし、捨てないなら子どもたちに見透かされて意味がない
- ドラム缶方式
- 本来あるべきでない場所に子どもの物があった場合、特定の場所(例: キッチンに隣接するガレージ)のドラム缶に入れる
- 5歳未満: 手伝いをしたらほめる。数分以上の手伝いを期待しない
- 7歳くらい: 家族会議(後述)を開いて、日常的な仕事は分担させる
- 評価表が適している。できばえについても評価する。評価はほめられる・評価を受ける・仕事をしたという達成感の3つを検討する
- おこづかいや減額方式を使ってもいい。説教はしない
- ペットの世話: 面倒な仕事。成りゆきにはリスクがあるので、減額方式がよい。そもそも親が自分で世話をしたくないペットは飼わないこと
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好き嫌い
- キッチンタイマーを20分にセットし、その時間内に食べ終わるように伝える
- 食べ終わればデザートがもらえる
- 急かすのは禁止。それはキッチンタイマーの仕事
- 嫌いなものは、はじめはほんの少しよそう。ごく少量でもいい。強要されなかった子は好き嫌いがなくなるという報告あり
- 「やめさせたいこと」をしたらカウントする。タイマーはそのまま
- ご飯を食べないことに対してはカウントしない(「させたいこと」だから)
- タイマー後、30分ほどたったら、子どもが望めば残りを食べてもよいことにする。デザートはなし
- (まとめ注: 対象年齢が書いてないが、4,5歳ぐらいだろうか?3歳だと難しそう)
-
お皿に盛られた4品のうち3品を食べきればOK(残すものも1口は食べる)などのバリエーションもあり
-
何が何でも毎晩一緒に夕食を取らなくてもいいのでは
-
食事の時間は楽しいものであるべき
-
絶対にやってはいけないこと
- ふと思いついたときに、子どもに宿題をやったかどうかを子どもに問いただすこと = 唐突な要求
- 宿題を習慣にして、できるだけ同じ時間・同じ場所でさせることが大事
-
一番いいのは、子どもが帰宅したらおやつを食べさせ、30分から45分ほどゆっくりさせたあと、宿題をさせる手順
- 宿題は体力の残っている日中にさせるほうがいい
-
テレビをつけっぱなしで宿題をさせない(注意がそちらに向く)。(意外にも)音楽はOK
-
宿題をめぐるトラブルがはじめてなら、成りゆきに任せる
- 本当の責任がどういうものかを学ぶ機会を奪わない
- 先生から叱られたら「もっとうまくできるよ」と励ます
- 数週間たっても上手く行かないなら他の方法へ
- 宿題ができない子どもにとって役に立つ
- 無用な対立を引き起こさないために、以下の2つを行う
- PNP方式
- = Positive, Negative, Positive
- 子どもがテストや課題を持ち帰ったときは、最初と最後はかならず肯定的なことを言う(例: 忘れずに見せてくれてありがとう)
- 大まかなチェック
- 宿題の丁寧さ、正確さ、完成度が80%ぐらいであれば、それでよしとする
- あとは子どもと先生に任せる
- 基準(80%)は子どもの総合的なレベルによって調整してもいい(優秀なら90%とか)
- 注意欠陥・多動性障害や、学習障害の子にとって特に重要
- 丁寧にできた
- 正確に答えられた
- 最後まで終わらせることができた
- 不満を言わなかった
- 决められた時間に自発的に始めた
-
合計5点満点
-
5.が重要な鍵。これができれば勝てる。ボーナス(3日連続、15分早く始めたら)をつけてもいい
-
ごほうびを与えてもいい
-
キッチンタイマーを使ってもいい
-
以上によって宿題を習慣にする
-
何よりも、子どもの寝る時間を决めて、それをしっかり守る
-
寝る30分前になったらタイマーを動かし、寝る支度をする時間と伝える
- 子どもはすべての準備(トイレ、歯磨き、パジャマ等)を自分で終えて、親に報告する
- (4歳未満の子は親が手伝う)
- 早く終わればごほうび、時間まで子どもと過ごす
-
重要な役割
- 寝る支度の励みを作ること
- 寝るまでの時間が親子にとって大切なひとときになること
- 子どもをリラックスさせ、寝付きがよくなる環境を作る
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ベッドに一緒に横にならない。親が先に寝てしまうと、子どもは毎晩それを期待するようになる
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寝る時間になったら子どもにおやすみを言って部屋を出てしまう
- 通路(部屋)をふさぐ
- 親も眠いので「言い聞かせない、感情的にならない」ルールを守ることが特に大事
- 夜中に起きることは普通のことだと考える
- 必要でない限り、子どもの部屋に行かない
- 子どもは夜中にトイレに行きたがるものだと考える / トイレに行きたいか聞く必要はない
- 優しく、静かに対応する
- 電気をつけない
- 子どもをなるべくそばで寝かさない / 嵐の際は例外
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よい聞き役になるには、相手の考えや気持ちを尊重し、相手の立場に立って物事を見ようとする心構えが必要
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自分の言いたいことは後回しにして、子どもの気持ちを理解しようとする(賛同する必要はない)
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子どもが自分を肯定する気持ちを持つ上で役立つ
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大切なのは以下の2つ
- (再)相手の言いたいことや考えを、相手の立場に立って理解する
- 適当な受け答えをして、話し相手に自分の理解した内容を確認する
- きっかけづくり
- 子どもから情報を引き出すための短い感想や質問。「そうなの?」「すごい!」「へぇ」「え?」「何があったのか教えて」
- 質門に価値判断を含まない
- x: 「なぜそんなばかなことをしたの?」「どうしてそんなつまらないことを言うの?」
- o: 「なぜそうすることになったんだと思う?」「そのときどう思っていたの?」
- 共感を示す
- 子どもにそれは別に悪いことではないと伝えることができる
- 子どもの自己評価や自立心が高まる
- 子どもの怒りの矛先が他に向くことを防げる
- 確認、または要約する
- 子どもが言っていることを自分が理解しているか確かめる
- たとえ同意できなくても、子どもの態度を理解しようとする真摯な態度で接する
- 基本となる基準「問題については話し合い、攻撃についてはカウントする」
- 親が子どもを不要に矯正、注意、説教すること
- 子どもはいらいらする、自分を過小評価する
- 過剰な指導が不要な理由
- 子どもはその状況に対処することができる
- 実体験から学ばせる方が望ましい
- もともとたいしたことではない(そのまま続行して問題ないケースも多い)
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仕事と家族単位の活動、この2つを重視し過ぎて、楽しみを分かち合うことが後回しになっている家庭が珍しくない
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子どもを好きになるには、子どもと頻繁に楽しむ必要がある
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家族全員で行動するのが、一般的に言われるほどよいものではない理由3つ
- きょうだいげんかが起きる
- 人数が多いほど意見が揃わなくなる
- 親子の絆がもっとも強まるのは、1対1のとき
- 家族全員で楽しむのは、それはそれで大賛成だが、子ども一人ひとりと一対一で楽しむ時間を確保する
- 1-2-3 magicでは、しつけに関してはしゃべりすぎないことが大切だが、話をしてもいいのはどんなときか
- 他人と有意義な人間関係を築く
- 人の話を聞く、妥協する、自己表現する、楽しむなどの能力が必要
- 主要な活動の場での活躍
- (学業面での成功も大きな1つの目標だが、)将来的には自分で自分のキャリアを作る
- 日々の生活における自己管理
- いつか親元を離れ、健康を維持し、自分の財産を管理しなければならない
- 性格(努力、勇気、他人への気遣い、ルールを守る)
- 親は自分の発言や行動によって、子どもの価値観が望ましい方向へ培われることを目指す
- 知識だけでなく、実践が必要。練習や訓練を過小評価しない
- 社会的学習(観察)。子どもの観察力は高い
- 楽しむとき(いつでも)
- 知識と実践
- 人生スキル / 指導のための手法
- 社会的スキル / カウント法
- 学業及び仕事上の成功、日々の自己管理能力 / ほめる、タイマー、減額方式、評価表、その他
- 性格 / 話を聞く、楽しい時間を過ごす、一対一で楽しむ、家族会議
- 子どもは正面切った訓話より、たとえ話の方が好きなので、上手く使う
- 人生スキル / 指導のための手法
- 社会観察
- 努力や勇気、他人を尊重するなどの価値観に影響を与えるのは、親よりも映画やテレビドラマであることが多い
- 一方親はそこで描かれる性や暴力に対する価値観に疑問を抱く
- ではどうするか
- 手本を示す: 毎日の労働、自己研鑽
- 監視する(見守る): 子どもが学校の先生や友達、メディアやインターネットから何を学んでいるかの情報を集める「あなたくらいの年の子って、◯◯◯についてどんな風に思っているのかしらね?」
- 説教や小言はしつけの妨げになることが多い
- 腹を立てたとき
- 言い争いにやりやすい。子どもは自分に非があっても、親の言うことをそのまま認めたがらない。自分のメンツを保とうと反対する
- 親の指摘が正しいことが多い。それが不快になり、心を開かなくなり、反抗する
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家庭は、子どもが小さいうちは独裁制、子どもが17歳になる頃にはほぼ民主制
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これを達成するには、絶対に指導しすぎないこと、次に家族会議や親子の一対一の話し合いを通して子どもと一緒に問題を解決するよう努力すること
- 子どもたちが自分の将来の結婚や家庭生活に備える
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家族会議
- 小学校1年生頃からがよい
- 1週間に1度か2度くらい。子どもたちの要求で開くこともできる
- 1時間以内に終わらせる(ときに非常に不快な内容になるため)
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家族会議の進め方
- 年齢が上の子どもにはときどき進行役をやらせてもいい
- 手順
- 第一の発言者が、自分が抱える問題について解説する
- 全員がひとりずつ意見を述べる
- 提案や解決策を自由に話し合う
- なんらかの解決策を相談する。意見が一致しない場合は、親が最終判断を下す
- 解決策はパソコンに保存し、印刷して冷蔵庫に貼る
- 次の問題について1~5を繰り返す
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一対一の話し合いをするときは
- 説明は簡潔に。小言を言ったり説教したりしない。子どもの言い分を聞く
- まずは子ども側の提案を待つ。次に、親の解決策を提案する
- 親と子の意見が一致するような、具体的な案をまとめる
- なごやかに
- 話し合いのあとは一対一で楽しみを分かち合う時間を少しでも取る
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提供側の最終目的は利益であって、子どものためになるかどうかではない
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プラスの面
- 新しい方法で結びつける
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マイナスの面
- 暴力的な描写
- ポルノ
- 性犯罪者との接触
- いじめや嫌がらせ
- 親との言い争い / 情報機器には子どもの方が詳しい
- 運動不足と時間の浪費
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情報機器の使い方の合意を作る
- パソコンは共用スペースに置く
- 監視ソフトのインストールと設定
- フィルタリングソフトのインストールと設定
- 時間制限(例: 宿題をしたあと2時間まで)
- パスワードの取り扱い
- 個人情報の取り扱い
- etc
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違反が続くようであれば罰則システムを使う
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困ったら詳しい人に相談する
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親も調子がよくない日もある
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退行: 再びもとに戻ってしまった状態。数カ月後、数年後のことも
- 理由: 来客、病気、旅行、下の子どもの誕生。「話をしない、感情的にならない」を忘れる
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退行を起こす感情
- 心配 / 他人がいて1-2-3 magicができないなど
- 怒り / 仕事でトラブルがあったとか
- 「トラブルがあったからひとりにさせておいてね」
- 罪悪感 / 子どもの戦術に屈しない
- 悲しみ / 自分自身の悲しみで子育てが手につかなくなる
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退行したとき
- よくあることだと思って気を楽にする
- 基本に戻る
- よくあるのは...
- 「話をしない、感情的にならない」を忘れていないか
- 「親子の絆を強める(5章)」を忘れていないか
- 1-2-3 magicによって、しつけに費やす時間は縁、子どもと一緒に楽しんだり、ゆっくり話を聞いたりする時間が大幅に増える
- 子ども、親の自己評価が高まる
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基本これまでの繰り返し(それはそう)
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1-2-3 magicは、2歳〜12歳の子どもを対象とした「しつけ術」
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ひとことで言えば、子どもに「やめさせたいこと」をやめさせ、「させたいこと」をさせる方法
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この方法の画期的なところは「言い聞かせない」こと